

有機ゲルマニウム
健康食品にもなる自然界に存在する有機ゲルマニウム
有機ゲルマニウムとは、金属と非金属の中間の性質を持つゲルマニウムの有機化合物です。有機ゲルマニウムは、体内に摂り入れることでさまざまな健康効果が期待できます。その効果や摂取方法について見ていきましょう。
健康食品にもなる自然界に存在する有機ゲルマニウム
有機ゲルマニウムとは、金属と非金属の中間の性質を持つゲルマニウムの有機化合物です。有機ゲルマニウムは、体内に摂り入れることでさまざまな健康効果が期待できます。その効果や摂取方法について見ていきましょう。
有機ゲルマニウムは、無機ゲルマニウムを人工的に化学合成させて生成されることもありますが、自然界にも存在している成分です。たとえば天然水もそのひとつ。有機ゲルマニウムを多く含む湧水スポットが国内外に存在しています。また、霊芝や高麗人参といった漢方に使用される植物や、しいたけやニンニクなども有機ゲルマニウムが含まれる食品です。こうして生成・採取された有機ゲルマニウムは、健康食品のほか化粧品などにも活用されています。
私たちの体は、免疫機能によって細菌やウイルスから身を守っています。免疫細胞が活性化するスイッチは、細菌やウイルスに感染した細胞が発する、インターフェロンと呼ばれる物質です。有機ゲルマニウムには、このインターフェロンを作り出す効果があると言われています。そのため、有機ゲルマニウムを摂取することで、細菌やウイルスに対抗する力が期待できるのです。
有機ゲルマニウムがガン細胞に働きかけるメカニズムは明らかになっていません。しかし、ラットを対象とした実験では、有機ゲルマニウムを一定期間投与することで発がん物質によるガン化が抑えられたという結果が出ています。また、すでに述べたとおり、有機ゲルマニウムの機能は免疫細胞のはたらきを活発にすることです。このことからも、ガン細胞の活動を抑制する効果が期待されています。
骨が生成されるとき、カルシウムが新しく入れ替わります。骨からカルシウムが出ていく骨吸収と、カルシウムとコラーゲンの結合による骨形成を繰り返すことで、健康な骨を維持できるのです。骨吸収が進むと骨が弱くなってしまいますが、有機ゲルマニウムはそのバランスを適正にして、骨密度を上げてくれます。
有機ゲルマニウムには、血液の循環を促進させる効果があると言われています。前述のように、漢方に使用される植物に有機ゲルマニウムが多く含まれるとされていることからも、その効果が期待できるでしょう。血液の循環がよくなると肌のターンオーバーが促進されるほか、内蔵機能も活発になり、便秘解消も望めます。
老化が早まり病気がちに
もともと有機ゲルマニウムは私たちの体内にわずかしかなく、また人体における作用が明確でないこともあり、摂取が必須というものではありません。しかし、健康増進の研究結果が出ていることを考えると、摂取しない状態では免疫細胞が弱まるほか血液循環も鈍くなり、病気がちになったり老化が早まったりする可能性があります。
体内に蓄積されないから安心
有機ゲルマニウムは水溶性の物質であり、体内での吸収がスムーズです。さらに、余った分は48時間後に体外に排出されるため、摂取しすぎても体への負担は軽いでしょう。また長期的に摂取しても、体内に蓄積されることはありません。ただし、こうした性質を持つのは有機ゲルマニウムだけです。無機ゲルマニウムはペットボトルの製造や光ファイバーなどに用いられるもので、体内に入ると健康を害する可能性があるため注意しましょう。
成人男性 | 250mg~750mg | 成人女性 | 250mg~750mg |
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食品では摂取しにくい有機ゲルマニウムを摂る方法は?
健康への効果が期待される有機ゲルマニウムを食品から摂取することは可能ですが、毎日食べることは難しいかもしれません。では、より効率的に有機ゲルマニウムを摂取するにはどうすればいいでしょうか。
高麗人参やニンニクが代表的
前述した有機ゲルマニウムを多く含む食品の中で、代表的なのが高麗人参やニンニクです。高麗人参はもともと漢方に使用されるものであり、有機ゲルマニウムを摂取するために毎日食べることはできないでしょう。さらに、ニンニクも一般的には香味づけ程度に使う食材です。こちらも大量に食べるのは困難なため、毎日の食事から有機ゲルマニウムを摂取するのは難しいと言えます。
食品で足りない分はミネラルウォーターで
食品だけから有機ゲルマニウムを摂取するのは困難です。そこで、有機ゲルマニウムを含んだミネラルウォーターが役立つでしょう。また、加工されていない天然水の中にも、有機ゲルマニウムを多く含むものがいくつかあります。有機ゲルマニウム水のウォーターサーバーもありますから、飲み物から生活に取り入れてみてください。